宗旨や宗派・ご希望されるお葬式のスタイルによって異なる場合がありますが、一般的な仏式のお葬式の流れをご説明致します。
もしもの時に慌てないためにもお葬式の把握に役立ててください。
ご葬儀までに準備しておくこと
遺影写真を選ぶ
遺影写真に用いる写真ですので、自然な笑顔のものや、故人様の雰囲気の伝わるなるべく鮮明なお写真、または写真データをご用意ください。※集合写真でも可能です。
連絡先をまとめておく
緊急の場合、連絡先がわからないといった事が無いように、事前に連絡先をまとめておくとよいでしょう。
お棺に入れる愛用品を選ぶ
お棺に入れる故人様の愛用品や思い出の品、お手紙などをご用意ください。
※金属・ガラス・プラスティック・厚みのあるアルバム等、燃えにくいものはお控えください。
※火葬後に眼鏡・指輪・時計を骨壷や箱を用意し、納骨の際に入れることもできます。
安置場所や葬儀の規模を考えておく
ご逝去後に慌てない為にも、安置場所を決めておくことをおすすめします。また、会社関係者・知人・友人をお招きしてのお葬式か親族・ごく親しい友人のみのお見送りか、正確でなくてもおおよその会葬者の数を把握し、規模を考えておくとよいでしょう。
※会葬者の人数の把握については少し多く考えて準備しておくほうが当日に予想以上の人数になり、慌てる事が少なくなります。
もしもの時の連絡・確認
危篤の場合
ご逝去の場合
※寝台車依頼時には病院や施設の名称、住所・電話番号・故人様のお名前・連絡いただいた方のお名前・連絡先等を葬儀社に伝えます。
※死亡診断書は手続きに使用しますので無くさないようにしてください。
ご安置〜お通夜・通夜ぶるまい
ご安置・枕経
安置先へご安置の後、宗教者様に枕経をいただきます。
ご自宅またはご安置場所にお迎えしたご遺体は、頭を北(西)に向けて寝かせ、顔を白い布で覆います。
ご遺体の枕元には、小机に線香、ロウソク、樒などを揃えた「枕飾り」を供えます。その後、宗教者様に依頼して枕経をいただきます。
故人が生前に戒名・法名をいただいてない場合は宗教者様に相談して決めていただきます。
ご納棺
ご遺体を近親者で静かにお棺に納めます。
お棺の中には愛用品や思い出の品などを入れますが、宝石や金属類など火葬のできないものは避けてください。
※宗教や生前からの故人の希望により、白装束以外の服装でもかまいません。
お通夜・通夜ぶるまい
宗教者を迎え、通夜式を行います。その後、ご親族を中心に感謝の意を込めて通夜ぶるまいをします。
①ご遺族と参列者の着席 ②宗教者の入場 ③読経 ④宗教者のご焼香 ⑤喪主から故人と親しい順にご焼香 ⑥参加者へのあいさつ ⑦参列者の焼香 ⑧宗教者の退席 ⑨通夜ぶるまいのご案内 ⑩お開きのごあいさつ
葬儀・告別式・出棺〜中陰壇(後飾り)
葬儀・告別式・出棺
葬儀告別式を行った後、出棺します。
仏式での葬儀は、遺族が故人の成仏をお祈りする儀式で、告別式は遺族や故人と親しかった方が故人との最後のお別れをする儀式です。(最近では、葬儀に引き続いて告別式が行われることが一般的です。)葬儀・告別式の後、お棺を囲み思いを込めてご遺体の側に生花を供える「別れ花」を行い、出棺します。
①一同着席 ②宗教者の入場 ③開式の辞 ④読経 ⑤宗教者の焼香 ⑥弔電の披露 ⑦読経 ⑧喪主または葬儀委員長の挨拶 ⑨喪主、遺族、会葬者の焼香 ⑩宗教者の退席 ⑪閉式の辞 ⑫故人とのお別れ ⑬出棺
火葬
火葬を行います。
火葬場に到着したら、係員に「火葬許可証」を提出します。(火葬許可証がなければ火葬する事ができません。)
火葬には1時間〜2時間程度かかります。
精進落とし
葬儀を終えた後に会食を行います。
参列していただいた方・ご親戚の方へ感謝の気持ちを込めて振る舞う料理です。
骨上げ・初七日法要
ご遺骨を骨壷に納めます。
火葬後、骨上げをします。地域によって作法が異なる場合がありますので係員の案内に沿って行いましょう。
最近では火葬場から戻り、すぐに繰り上げ初七日を行うことが増えています。
※宗教者や式場のスケジュールの確認が必要です。
中陰壇(後飾り)
火葬場から戻ってきた遺骨を中陰壇(後飾り)に安置します。
ご遺骨をお迎えするための「中陰壇(後飾り)」を準備します。
中陰壇(後飾り)は仏壇があれば仏壇の側に、なければ部屋の北側か西側に設置します。
※地域・宗派によってご葬儀の流れが変わる場合があります。
連絡は早朝・深夜に関わらず電話で伝えてもかまいません。