あなたがもしもご葬儀を行わなければならない立場になった際、どのような葬儀社に依頼しますか?
例えば、インターネットで検索したり、通勤途中でみかけた葬儀社であったり、どこに頼めば良いかを迷っている方は多いです。
それぞれの葬儀社にメリット・デメリットがあり、いいご葬儀を執り行えるかどうかの多くは葬儀社の良し悪しにかかっているといっても過言ではありません。
中には悪徳業者に関わる可能性があるので、葬儀社に関する正しい知識を身につけましょう。
葬儀社の種類を知りましょう
葬儀社にも色々な種類があるのはご存知でしたか?
それぞれに特徴や注意点があるので代表的なものを紹介させていただきます。
専門葬儀社
最もこのタイプの葬儀社が多いとは思いますが、古くから地域に根差している葬儀社が多く、また、専門業者なので幅広いスタイルのご葬儀に対応しているところがほとんどです。
専門葬儀社にもいくつかの種類があります。
斎場(葬儀場)を運営している専門葬儀社
専門葬儀社の中には自社で斎場(葬儀場)を運営している会社があります。葬儀を行う場所は必然的に自社の斎場で行う傾向が強くなります。
そのため、事前に充分な見積りや調査をしておかずにその斎場でやることを決めてしまうと料金が高額になったりトラブルになるケースがあります。
“式場利用料は無料”と謳っていても、葬儀費用に上乗せされやすく総額が高くなる場合もあります。
斎場を運営していない専門葬儀社
斎場や葬儀式場は依頼者の希望に沿って手配することが中心です。
一般的には、火葬場のある公営斎場や総合斎場、その他利便性の良い斎場を提案してくれます。
第三者の式場を使うため式場利用料などを儲けにはしていませんから、見積りなど料金総額の透明性や納得感が高くなる傾向があります。
冠婚葬祭互助会
一定の掛け金を前払い金として払うことで、冠婚葬祭の際に割引などのサービスを受けられる会員制の事業者です。
払いきっていない場合でも、全額との差額を支払えばサービスが利用できることがあります。
掛け金だけで葬儀の全費用がまかなえるわけではないので、どこまでできるのか確認しておくことをおすすめします。
また、実際に解約をすると手数料が発生するケースもありますので仕組みや契約内容をしっかり理解しておくことが大事です。
仲介業者(葬儀ブローカー)
インターネットでご葬儀を検索すると必ずと言っていいほど目にする機会の多い「〇〇のお葬式」といったホームページに家族葬などの料金プランを記載して広告している会社です。
これらの葬儀社は自社ではサービスの提供を行いません。従って、各地域の複数の葬儀社を下請けにしています。
このタイプの葬儀社の注意点は、どの葬儀社が来るか分からないということです。
いくらサービス品質をアピールしても、下請け葬儀社によって変わりますので信用度や品質は均一ではないということになります。
また、下請け葬儀社は紹介料などの手数料などマージンをとられるため、利益が圧迫することから単価を上げたり効率的に仕事をしようとするかもしれません。
依頼する前にどんな会社が紹介されてくるのか確認しておきたいものです。
JA(農業協同組合)や生協(生活協同組合)等の共済
農協(農業協同組合)や生協(生活協同組合)などの協同組合は、組合会員向けサービスとして葬祭事業を行っています。
利用するためには組合員であることが条件ですが、故人本人でなくても葬家家族に組合員がいれば利用できます。
葬儀そのものは専門の葬儀社と提携しているところもありますし、独立して葬儀社を用意しているところもあります。
葬儀社選びの基準について
沢山の葬儀社の中からどのように選べばいいのかわからない方も多いと思います。
こちらではその基準を何点かピックアップさせていただきました。
基準その① 希望のお葬式に対応しているか?
前もってお葬式の希望を決定していたとしてもお願いする葬儀社が対応できなければできません。
例えば自宅で家族だけのお葬式を執り行いたいと考えていたとしても自社式場の対応のみで用意されたプラン以外の受付をしていなかったり
少人数でこぢんまりした式場を希望していても大きな式場での対応しかしていない等
葬儀社によって得意な分野と苦手な分野があることを理解しましょう。
基準その② 料金が明確か?
葬儀社各社の料金設定はまちまちです。
同じ料金に見えても含まれる内容や項目も異なる場合が多く、見積もりをとっても形式が異なっているために違いがわからないこともあります。
「葬儀一式〇〇円」という記載があっても実際にはその金額だけではお葬式を全て賄えるわけではなく大事なのは葬儀の総額を把握するのが重要になります。
葬儀社に問い合わせる際には書面で見積もりをだしてもらい、「プラン価格等に含まれている内容と含まれていない内容の違い」や「追加料金は発生するのか?」
また、「それ以外の項目も含めた葬儀全体の総額の説明があるかどうか?」などを具体的な例を含めて説明してくれるような葬儀社を選ぶほうが望ましいと考えます。
基準その③ 対応は良いか?
喪主やご家族は葬儀社とのコミュニケーションを交えながら一緒にお葬式を執り行っていくパートナー的な存在でもあります。
そんな葬儀社の対応が悪いと良いお葬式を行うのは難しくなります。
インターネットで申し込んだりするだけではそういった判断をするのが難しいので電話での問い合わせや事前相談時の対応を基に判断してください。
葬儀社選びの注意点
お葬式を行うということはほとんどの方にとってははじめての経験です。
何から何までがわからないことだらけで説明を聞いても良し悪しの判断がつかないこともあります。
葬儀社とのやり取りに少しでも違和感を感じるような事があれば後々に後悔に繋がるケースもあるので注意してください。
その一例を挙げてみます
ご家族の希望に沿っていない提案
お葬式の中には一定のルールがあるものも存在し、実際のご家族の希望通りに進めるのが難しいケースもあったりしますが
基本的には葬儀社はそのルールを踏まえてアドバイスを交えながらご家族の希望にどれだけ寄り添った対応ができるのかというのも重要になります。
ご家族の希望とはかけ離れた提案をしてくるようなケースであれば
「ご家族の話を聞く気がない」「寄り添ってくれない」ということになるので注意が必要です。
やたらとオプションを進めてくる
ご家族の希望を実現するためにオプションを提案するのは当たり前の事だとは思いますが必要以上にあれこれと勧めてくる場合も注意してください。
納得のいく説明を基に決定するようにしましょう。
判断を急かされる
実際に葬儀の打ち合わせになると火葬場の空き状況や式場の空き状況によっては混雑する可能性があるため、なるべく早期に決定を迫られる必要があるケースもあります。
しかし、それ以外の部分についてはご家族の状況で判断する時間を与えてくれない葬儀社はその後の要望もなかなか聞き入れてもらえない可能性も高くなりがちですので何かと急かしてくるような葬儀社には注意しましょう。
後悔しないお葬式のためには事前相談をしましょう
葬儀社を決めるタイミングは人が亡くなった時と思われがちですし、実際そのようになってから問い合わせをあちこちにされているご家族は多いです。
しかし、そのタイミングでは時間や精神的な余裕がない場合が多く、あわてて決定したことによって葬儀社選びを失敗された経験をされた方が後を絶ちません。
葬儀社を決めるタイミングとして適切なのは前もって時間に余裕のある時に備えておくことです。
時間に余裕がある分、たくさんの情報を集められ、葬儀社各社の料金の比較や対応の良し悪しを調べることができます。
また、事前相談をしておく事によってご家族の希望をゆっくりとお話することができ、もしもの時には慌てたり迷うことなくスムーズにお葬式を進めることができます。
以上の点を踏まえて後悔のないお葬式を願っております。
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